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素隠居
1965〜1969 生
北海道 在

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波乱の天塩岳

山名天塩岳(1558m)  
山行日2017/07/23
山行時間7時間20分(うち、休憩1時間15分)
山行ルート天塩岳ヒュッテ→(前天塩コース)→前天塩岳→天塩岳→(新道コース)→(連絡道)→天塩岳ヒュッテ




6月7日の黄金山以来、1ヶ月半ぶりの山行。
体調、天候、家庭の事情全てが上手く行かず、やっと巡ってきたチャンスでしたが、直前まで天気予報とにらめっこ。行こうと決心したのは実に前日の夜という、いつものことですがバタバタと当日を迎えました。
2日間確保できたため、今回は生まれて初めてとなる小屋泊&自炊にチャレンジしました。念のためテントも用意したのですが、前夜までの雨のおかげか、訪れた天塩岳ヒュッテには最終的に私を含めて5名が宿泊。比較的、居心地の良い部屋だったのですが、隣人のいびきなどのおかげてなかなか寝付けず、ほぼ徹夜状態で起床。
2度目の食事を終えるころには、バーナーとクッカーを使っている自分が少し誇らしく思えてくるから不思議です。

5時半、先行者1名に続き、2番手として登山開始。しばらくは渓流沿いの美林の中、ほぼ平坦な道を進みます。何度か橋を渡る箇所がありますが、特に危険なところはなく順調に歩を進めます。
傾斜が徐々にきつくなってくるのは旧道との分岐から。決して急登というわけではないのですが、標高差600mほど、緩むことのない傾斜を延々と登っていくうちに体力がどんどん消耗していきます。先の行程を考え、最後は超スローペースでなんとか最初の頂となる前天塩岳山頂に到着。ここで後続者1名と合流します。
少し会話した後に、先行して出発。天塩岳への稜線を進み、コルを過ぎたあたりで振り返ると、先に合流した男性が少し慌てた様子でこちらに進んできます。「どうしました?」と声をかけると「そこの笹薮でクマに唸られました」とのこと。10m以上離れていたので、私には熊の声はおろか、男性がとっさに吹いたという笛の音すら聞こえませんでしたが、真相はともかく、熊に関してこれほど身に迫る距離感で情報を得たのは初めてなので、二人で意識的に会話しながら先に進みました。
男性は熊鈴2個に笛。私も最近、新調した単独行向けの鈴を身につけ、首には笛。さらに昔、購入してしばらく携帯していなかった熊スプレーまで持参するなど、熊対策としては万全に近い状態でしたが、やはり、いざとなれば心細いものです。「2人、合流して良かった」と男性が言った言葉に、そのときは私も全く同感でした。

しばらくして天塩岳山頂に到着。ここで、私よりペースの早い男性が先行し、それぞれ単独の歩を進めます。この先、西天塩岳、円山、その先の小ピークと、緩やかながらアップダウンがあり、意外とハードな行程が続きます。道中、ザックに付けていたはずの蚊取り線香が、続いて、ポールのキャップが両方なくなっているのに気づきますが、どこで落としたかもわからず後の祭り。特に蚊取り線香は今回用に購入したばかりだったので悔しかったですし、何より山にあんな目立つものを放置してしまう罪悪感にかられましたが、ここで引き返すと体力的にも危険、と、勝手に都合の良い理由をみつけて下山継続。誰かが回収してくれることをただ祈るだけです。

もう少し早く下山できると踏んでいたのですが、前回からのブランク、その他コンデションも今一つパッとしなかったこともあってか、やや遅めの下山。それでも汗は早く流したく、最寄の「協和温泉」に入湯。ここで、よもやのアクシデントが。
脱衣所で脱いだ服のチェックをしながらアンダーシャツを脱ぐと、胸のあたりに見覚えのない黒いホクロ状のものが・・・。恐る恐る指で動かしてみるプニュプニュとしたものがぶら下がっているではありませんか。最近、ニュースで良く見かける、まさにマダニが食い込んでいたのです。そう言えば、前天塩岳で休憩中に首から外したタオルを再度、身につけようとしたときにもマダニの一種と思しき虫がタオルに付着していました。休憩中なのか、笹で覆われた稜線歩きのときかわかりませんが、わずかな隙間をたどってタイトなアンダーシャツの内側までたどり着いたようです。
一瞬、動揺しましたが、とにかく「無理にとってはいけない」という情報はもっていたので、そのままお風呂だけは入ることにし、ダニをぶら下げたまま車へ。
その後、日曜日だったこともあり、旭川市内にある当番医でマダニは無事、摘出。
こういう時はスマホによる検索、カーナビ、保険証の所持が本当に役に立ちます。

以上、久しぶりの山行は波乱に満ちたものとなりましたが、反省点もありながらも、できるだけの備えをしていたことで大事に至らなかった点もあり、下山後にいろいろと考えさせられる経験でした。ちなみに、今回用意した飲料水(計2リットル)は下山後の一口でぴったり底をついてしまいました。(これも初めての経験でした)
ある意味、理想的とも言えますが、予想以上にバテていた結果でもあり、最低でもあと500mlは持っていなければと反省しました。


17/07/26 01:23


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